パチンコを長いこと打っていれば、大ハマリや大連チャンはもちろんのこと、普通に生活していたらなかなかお目にかかれない「人」との遭遇まで……。本当に不思議なことが起こるもの。
ましてや、人より長くホールに滞在することが多い「パチンコライター」はそんな場面を一度や二度は見ているハズ。
そこで、ホールで「こんな珍しい場面に出くわすこともある」ということをお伝えしていこうというのがこの『パチンコ ホールで遭遇した珍事』!
ちなみに……今回明かす珍事はあくまで各ライター陣が体験した出来事。編集部とは一切関係ありませんのであしからず。
……要は、昔の思い出話なので「編集部に何か言われても今更何かできるワケがない……」ってことです。どんなことでも、時が過ぎれば語れる思い出!
店長が財布から換金!?
これは今の時代では、あり得ないホールのお話。
時は、ノストラダムスの予言が話題となった1999年頃。虚心は「サンダースケルトンX(マルホン)」を打つため、最寄りの小規模ホールによく通っていた。
本機は、私のコラムでも紹介したように止め打ち攻略が効いた。(←その時の記事がコチラ)
そしてこのホールで注意されたことは一度もなかった。営業形態は、2.5円交換で「3」「7」大当りは無制限。その他は1回交換であった。ちなみに虚心のお目当ての「サンダースケルトンX」は「3」「7」でしか大当りしないため、いつでも無制限であった(笑)。
このホール、実は店長が1人で営業していて従業員は誰1人いなかった。そして、店長の気分次第の営業スタイルであったため、今ではありえない珍事がかなり存在した。
【やりたい放題①】
パッキーカードを買おうとすると、ドル箱に入った玉を渡され「少し多めに入っているから、こっちの方が得だよ!」と店長に言われ、直接現金を手渡しし、玉を借りる。
【やりたい放題②】
開店時間も閉店時間も決まってなく、時には「鬼平犯科帳」のスペシャルドラマが今夜あるから……と、突然閉店を告げられ、帰されたりもしたこともあった。
【やりたい放題③】
ある時は店長が突然「まだ打っているでしょ!? アイス食べたくなったから買いに行ってくるから、誰か打ちに来たらカウンターに置いてある貸し玉渡しといて!」と言って、客である虚心に留守番を頼んだりもしていた。
お礼を兼ねてか、虚心の分もアイスを買ってきてくれたのだったが……(笑)。
【やりたい放題④】
こんな営業スタイルだったため次第にお客さんは減り、たまたまお店の近くにあった古物商の人までいなくなってしまった。
そして、ついに換金ができなくなったと思いきや、まさかのカウンターで店長の財布から交換という、完全にアウトである3店方式を無視した営業に変わっていった(笑)。
店長曰く「この方が回りくどくなくて良いな。前からこうしておけば良かったよ!」と一言……犯罪だわ!
そうこうしているうちに、店が開く日もなくなり、20年以上経った今では、健全な駐車場に変わってしまったとさ(笑)。
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