今回の更新は「永浪篇第十八話」

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今回も原稿を締切り直前まで放置してしまった為、稼働のリミットは今日明日の2日間しかない。

データも普段は基本的にその日限りでしか取っていないのでストックもない。そして時期はお盆過ぎ……。

そうは言っても、毎日パチンコを打って暮らしているのでなんとかなるだろう。

アテもないのだが、今日は月曜日。なにもないときに行っているトキオ目当ての店に狙いを付ける。下手の横好きな稼働にならないことを祈りながら、抽選から参加した。

朝からクソ暑い。ここを外したら汗だくになって歩き回らなければならない。目線を下げてでもなんとか座っていたいものだ。

入店してみると何台か動きがある。とは言えネカセの変更がメイン。お盆中に本気で寝かせた台(悪い状態)を、全体的に薄く起こしただけに見える。

そんな中1台だけ落としの命(1チャッカーのヘソ部分)が良化している。しかしこれもお盆前の時期に全体的にキツくし過ぎたものを、先週の中程から台によっては元に戻している一貫の流れに過ぎない程度に見える。でもこのネカセはそんなに悪くないと思う。なんとかなるのではないだろうか？

移動がイヤなので志を低く持って打ち始める。僕の見立てでは鳴き14.5〜。元々拾いは45%くらいで今のネカセだと当り確率は1/28くらいだろうか。これを薄く上回れば当り1回でプラス差玉が100個出る。

本来パチンコ生活をしているような人が追うべきラインは、当り1回につきプラス差玉が150個くらいの台だと思う。

このレベルだと現状のデジパチよりも高いわけではあるのだが、これはアナログ機種を打つ場合デジパチと比べて目に見えづらいリスクが色々とあるので、少し高めに見積もっておかなければまずいことになってしまいがちだからだ。実際にそうそう上手くはいかない。

しかし現状は厳しい。もう少し上手にやっている人もいるだろうが、僕は危険を承知で目線を下げている。他に選択肢がなかったからとも言える。

そんな訳で際どいとは思いつつも遊技スタート。まあ所詮はハネモノ、この状態でマイナス期待値はないだろう。

しかし今日はなかなか重たい展開だ。鳴きだけはあるが、拾いも当りもパッとしない。2500個打ち込みで157鳴き(15.7/1K)。予想通りの範疇と言えばそれまで。鳴きで選んだ台で鳴いている以上、他の部分は呑み込んで打ち続けなければならない。

そうこうしているうちにだんだんと頼みの鳴きが落ちてくる。5000個打ち込んで301(15.05/1K)。7500個打ち込んだところで435(14.5/1K)。まあ所詮こんなモノなのだろう。高望みしても仕方がない。

ゆったりやろうかと隣で打っている顔見知りの常連さんとタバコ休憩。なにやら高校野球の結果をやけに気にしている。知らなかったのだが、その常連さんは慶応出身らしい。この日は甲子園準決勝の日であった。

こうなると台に戻ってからはやはり携帯で野球観戦しながらの稼働になった。いいタイミングで動画の止まるイマイチなWi-Fiに文句を言いながらの楽しい遊技。心情的には悪い意味で世間の注目を浴びているので、日大の系列校を応援したかったが、この場面では慶応を応援してみる。

結果は知っての通り、おめでとうございました。(このあと優勝までするとはびっくり)

野球観戦で携帯を使っていたので、ベースの途中計算もしていない。試合が終わったあとに昼休憩したこともあり、区切りのよい15000個を打ち込めたのが16:30過ぎ。鳴きは13.9/1Kまで落ちている。拾いも41%くらいしかない。

そこそこに当たってはいるが、鳴きで14は切らないだろうと思った台をここまで打ち込んで鳴かないのならば見立てが間違えていたのかもしれない。

このままでは今日はただの失敗日になってしまう。その恐怖感からここにきて移動することにした。

電車に20分ほど揺られて月曜ルーティンの見回り駅へ。しかしどこもそそらない。汗だくになって来てみた3軒目の甘海3R2の釘が少しだけ気になった。この機種は１〜2回打ったことがあるような無いような？経験値は皆無レベルなのだが、今更ながらワープの位置に好感を持つ。

会員カードを入れようかとカバンを探っているときに、先ほど打っていた店の会員カードが無いことに気付く。どうしたもんかと思案しながら汗が引くまで500個打ち込むも、回った回転数は38。仕方がない出戻ろう。

出戻った店のカウンターで会員カードを忘れた旨を話すと、やはり台間サンドに挿しっぱなしにしていたみたいだ。忘れたのはこちらなのだが、丁寧な対応はとてもありがたい。

ホッとしてトキオのシマを覗くと、先ほどまで打っていた台が空いている。もう一度まじまじ釘を見るも、やはり間違いない釘に見えるのだが……。

もうアテはないのでダメなら帰るだけ！　そんなわけで未練がましくも再度打ち始める。

時刻は18:30前。2500個打ち込んで様子を見てみようかと思ったのだが、拾いは40%を切っているくせに朝と同じ台かと呆れるほどよく鳴く。2500個打ち込みで201鳴き(20.1/1K)、73拾い。これにて朝からの合算17500個打ち込みで鳴きが14.8/1Kまで上がる。

結局21:20まで打って終了。21250個打ち込みで鳴きは14.8/1Kのまま。ムラに翻弄された1日だった。

まあたいした台ではないので下ムラを喰らうと打ち続けられないという好例なのだろう。

ハネモノには大きく分けてファクターが3つある。鳴きと拾いとヤクモノ確率の3つだ。

この3つが確率通りに来てくれたら簡単なのだが、一番安定しやすい(試行が多いため)鳴きでも今回の稼働レベルでムラは出る。ヤクモノ確率も細かく期待値を取るような見方ならば、1日などではとても収まり切らない。鳴きは10万円分、拾いはその倍、ヤクモノ確率は少なくとも更にその倍以上を 打ち込まないと持ち玉時給で500円以内の判別は出来ないと思っている。

なのでパーツ毎に各々ムラが出るのが普通だ。今回の台に関して言えば、鳴きは普通、拾いが下ムラでヤクモノ確率は上ムラだと推測している。拾いは少し下方修正しなければならないかも。

この辺の1日では収まり切らない部分を、モヤっとまとめて打ち切る情報と経験値が大事だと思う。ラウンド振り分けのムラなどその次だ。

まあ、今日だってもしかしたら上ムラで打てただけなのかもしれない。ラウンド振り分けは3500個ほどの上ムラ。玉時給2000円有る無しのハネモノというものは、悪くは見えないが喰えるようにも見えない。

展開によっては打ち切れないという場面がアナログ機種ではどうしても出てきてしまうので、やはり基準をギリギリに置き過ぎるのは危険だろう。